特徴

殻の色は淡褐色、褐色などがある。殻口内部は鮮やかな赤紫色。細い螺肋が殻全体を覆う。 肩のトゲが板状で体層に太くて弱い螺肋がある型（図示）と、肩のトゲが棒状で 体層に強い螺肋がある型 （模式標本の型） がある。　クチベニキキョウニシに似るが螺塔が低く殻が厚い。

産地

和歌山県　紀伊半島沖。　高知県　豊後水道。　フィリピン　セブ島。　イスラエル 水深２０ｍ。

原記載

1972 Latiaxis longispinosus Suzuki, Pacific Shell News, No. 6, pp. 1-2, t-f.

和名原典

1980 小菅貞男

メモ

参考：Latiaxis　pisori　D'Attilio　&　Emerson,　1980.
産地にイスラエルとありますが、これはHAWAIIAN　SHELL　NEWS　July,1985　p.6に Latiaxis pisoriとして紹介されているものです。