特徴

殻の色は黒褐色。白色または淡黄色の螺肋があり縦肋と交差して顆粒になる。縫合下の 螺溝は深い。体層は３本の縦張肋により三角形になる。殻口は大きく広がり、舌状の 前端は長く伸びる。

産地

房総半島、 東京湾口　水深0.1ｍ、相模湾、 山口県沖以南、太平洋、インド洋。

原記載

1791 Murex cingulatus Gmelin, Syst. Nat., ed. 13, p. 3561.

和名原典

1843　武蔵石寿　目八譜

メモ

浜辺で普通に拾える貝で地味な個体が多いです。中には光沢のある個体も有り、 特に縫合下の螺肋が黄色に染まる個体は美しいです。東京湾口では少なくなりました。