特徴

殻の色は濃褐色、淡青灰色などがあり、淡青灰色のものには２本の放射帯、褐色斑、雲状斑、 等の模様やそれらを組み合わせた模様が生じる。また、後背縁付近が濃褐色に染まること もある。 丸みのある三角形で殻表は平滑。後縁が長く伸びる個体（図示）と伸びない個体がある。 チョウセンハマグリに似るが腹縁の丸みが強く套線湾入が浅い。

産地

北海道、東北、瀬戸内海、九州

原記載

1798 Venus lusoria Roding, Mus. Bolten., 1, p. 180.

和名原典

1843　武蔵石寿　目八譜　

メモ

図示の標本は東京湾口の海底から採集された死殻です。昔は全国各地で普通に採れましたが、 今は殆どの海域から姿を消しました。