特徴

殻の色は淡褐色で縦肋上に褐色班がある。螺塔が低く体層は丸みがある。 縫合は溝状。縦肋は鋭く白色の螺糸によって刻まれる。臍孔は開く。

産地

東京湾口、 遠州灘、紀伊半島、沖縄、フィリピン、オーストラリア、 インド・太平洋。

原記載

1822 Cancellaria obliquata Lamarck, Histoire naturelle des Animaux sans Vertebres.

和名原典

1965 波部　忠重

メモ

主に紀伊半島以南で採れる貝ですが、東京湾口でも見つかりました。東京湾口でよく見かけるのは コロモガイとモモエボラで、コンゴウボラ は稀です。 コロモガイ科の仲間は世界中の熱帯海域に分布し、面白い形の貝が多いです。中でも フィリピンのラセンオリイレボラや、ガラパゴスのハナレオリイレボラなどは 特に変わった形をしています。